文字列

【UiPath】特定の文字列と文字列の間を抽出する

特定の文字列と文字列の間の文字列を、正規表現を使用しないで抽出する方法を紹介します。

例①として、”2018年9月2日”という文字列から、”月”と”日”の間の”2“だけを取得します。

例②として、”ABCDEFGHIJKLMN”いう文字列から、”C”と”L”の間の”DEFGHIJK“だけを取得します。

正規表現を使用した方法は以下の記事で紹介しています。(以下の記事の方がおすすめ)

【UiPath】特定の文字列と文字列の間を抽出(正規表現)

①特定の文字列と文字列の間を抽出する

変数strに文字列”2018年9月2日”を代入します。

処理を2回に分けます。

①先頭から”月”までの文字”2018年9月”を削除します

str.Remove(0,str.IndexOf(“月”) + 1)

Remove関数を使用し、先頭(0)から”月の”文字位置(6文字目) + “月”自体の文字数(1文字)を削除します。

結果先頭から7文字削除され、”2日”だけになります。

②”日”以降の文字を削除します

str.Remove(str.IndexOf(“日”))

Remove関数を使用し、”日”の文字位置(1文字目)以降を削除します。

※文字列の先頭は0文字目 2⇒0文字目 日⇒1文字目

結果1文字目以降が削除され、”月”と”日”の間の”2″だけ取得できました。

②特定の文字列と文字列の間を抽出する

変数strに文字列”ABCDEFGHIJKLMN”を代入します。

処理を2回に分けます。

①先頭から”C”までの文字”ABC”を削除します

str.Remove(0,str.IndexOf(“C”) + 1)

Remove関数を使用し、先頭(0)から”Cの”文字位置(2文字目) + “月”自体の文字数(1文字)を削除します。

結果先頭から3文字削除され、”DEFGHIJKLMN”だけになります。

②”L”以降の文字を削除します

str.Remove(str.IndexOf(“L”))

Remove関数を使用し、”L”の文字位置(8文字目)以降を削除します。

※文字列の先頭は0文字目 

結果8文字目以降が削除され、”C”と”L”の間の”DEFGHIJK”だけ取得できました。

【VB.NET】VB.NET関数一覧(文字列)

文字列操作で使用する、VB.NET関数の一覧をまとめました。

VB.NET関数一覧(文字列)

.NET関数内容
Concat文字列を連結する
Insert文字列を挿入する
Remove文字列を削除する
Replace文字列を置換する
Length文字列の長さを取得する
Equals文字列を比較する
Compare文字列を比較する(大文字小文字区別なし)
ToUpper文字列を大文字に変換する
ToLower文字列を小文字に変換する
Chars文字列から一文字を取り出す
Substring文字列の一部を取り出す
PadLeft指定の文字数になるまで先頭を文字で埋める
PadRight指定の文字数になるまで末尾を文字で埋める
StartsWith先頭の文字列と一致するかどうか判断する
EndsWith末尾の文字列と一致するかどうか判断する
Trim先頭または末尾にある空白の文字を削除する
TrimStart先頭にある指定の文字を削除する
TrimEnd末尾にある指定の文字を削除する
IndexOf先頭から文字を検索する
Split区切り文字で分割して配列に変換する
Join配列を結合して文字列にする
Empty空の文字列を表すフィールドを使用する

Concat(連結)

String.Concat(“abc”,”def”)

結果⇒”abcdef”

Insert(挿入)

“abcdef”.Insert(3,”zzz”)

結果⇒”abczzzdef”

Remove(削除)

“abcdef”.Remove(3,2)

結果⇒”abcf”

Replace(置換)

“abcdef”.Replace(“cd”,”xx”)

結果⇒”abxxef”

Length(文字数)

“abcdef”.Length

結果⇒6

Equals(比較)

“abcdef”.Equals(“abcdef”)

結果⇒True

Compare(大小区別なし比較)

String.Compare(“abcdef”,”ABCDEF”,True)

結果⇒0

※一致だと0を返す

ToUpper(大文字変換)

“abcdef”.ToUpper

結果⇒”ABCDEF”

ToLower(小文字変換)

“ABCDEF”.ToLower

結果⇒”abcdef”

Chars(1文字抽出)

“abcdef”.Chars(4)

結果⇒”e”

Substring(一部抽出)

“abcdef”.Substring(2,3)

結果⇒”cde”

PadLeft(先頭を埋める)

“abcdef”.PadLeft(10,”z”c)

結果⇒”zzzzabcdef”

PadRight(末尾を埋める)

“abcdef”.PadRight(8,”z”c)

結果⇒”abcdefzz”

StartWith(先頭一致)

“abcdef”.StartWith(“abc”)

結果⇒True

EndWith(末尾一致)

“abcdef”.EndWith(“ef”)

結果⇒True

Trim(空白削除)

”       abcdef       “.Trim

結果⇒”abcdef”

TrimStart(先頭空白削除)

”       abcdef       “.TrimStart

結果⇒”abcdef       

TrimEnd(末尾空白削除)

”       abcdef       “.TrimEnd

結果⇒”       abcdef”

IndexOf(位置検索)

“abcdef”.IndexOf(“b”)

結果⇒1

Split(分割)

“abcdef”.Split(“b”c)

結果⇒{a,cdef}

Join(配列結合)

String.Split(“@”,{“abc”,”def”})

結果⇒”abc@def”

Empty(空文字)

String.Empty

結果⇒””

【UiPath】文字の改行方法

アクティビティ「Message Box」を使用し、3つの改行方法を紹介します。

Environment.NewLine

改行したい文字と文字の間に、「Environment.NewLine」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。

 

vbCrLF

改行したい文字と文字の間に、「vbCrLF」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。

 

vbNewLine

改行したい文字と文字の間に、「vbNewLine」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。

補足

複数行の改行

改行したい行の数だけ、結合させます。

【UiPath】文字列を置換する(.NET関数 Replace)

VB.NETの関数、「Replace」の使い方を紹介します。

Replace

文字列を置換します。

“文字列1”.Replace(“文字列2″,”文字列3”)

文字列1⇒対象文字列

文字列2⇒置換される文字列

文字列3⇒置換する文字列

使用例

文字列1⇒あいうえおかきくけこ

文字列2⇒えおか

文字列3⇒ABC

String型の変数strに文字列1を設定します。

Replaceの設定です。

文字列2“えおか”を文字列3“ABC”に置換します。

実行結果

一括置換

置換対象文字列が複数存在する場合、一括置換されます。

実行結果

【UiPath】文字列の長さを取得する(.NET関数 Length)

VB.NETの関数、「Length」の使い方を紹介します。

Length

文字列の長さを取得します。

文字列.Length

使用例

String型の変数strに文字列を設定します。

int型の変数int1に取得した文字数を設定します。

メッセージボックスに取得結果を出力します。

※int型なので.ToStringで文字列に変換します。

実行結果

 

 

【UiPath】文字列を削除する(.NET関数 Remove)

VB.NETの関数、「Remove」の使い方を紹介します。

Remove

文字列を削除します。

文字列.Remove(数値1,数値2)

数値1⇒削除する文字位置

数値2⇒削除する文字数

使用例

String型の変数strに文字列を設定します。

Removeの設定です。

3文字目(“う”)の後から2文字(“えお”)を削除します。

実行結果

応用編

【UiPath】文字列の最後の文字を削除

 

【UiPath】文字列を挿入する(.NET関数 Insert)

VB.NETの関数、「Insert」の使い方を紹介します。

Insert

文字列を指定の位置に挿入します。

“文字列1”.Insert(数値,”文字列2″)

数値⇒挿入する文字位置

使用例

String型の変数strに文字列を設定します。

Insertの設定です。

3文字目の後に、”えお”を挿入します。

実行結果

 

 

 

【UiPath】文字列を連結する(.NET関数 Concat)

VB.NETの関数、「Concat」の使い方を紹介します。

Concat

文字列を連結します。

String.Concat(“文字列1″,”文字列2”)

使用例

2つの文字列を連結してみましょう。

実行結果

連結する文字列は複数可能です。

 

【UiPath】セレクタを取得し文字列に変換する

ロボットの処理中にセレクタを取得し、文字列に変換します。

例でYahooのスポーツナビのセレクタを取得します。

UI Explorerで取得するとこんな感じです。

セレクタを取得する

「Open Browser」アクティビティで、Yahoo!JapanのURLを設定します。

「Find Element」アクティビティでスポーツナビのセレクタを設定します。

プロパティの【FoundElement】にUiElement型の変数uiを設定します。

文字列に変換する

取得したUiElement型の変数uiを文字列に変換します。

変数(UiElement型).Selector.Text

もしくは

変数(UiElement型).Selector.ToString

メッセージボックスに表示します

実行結果

セレクタが取得できました。

全体図

 

【UiPath】文字列の最後の文字を削除

文字列の最後の一文字を削除する方法を2つ紹介します。

String型の変数strに”あいうえお”を代入して説明します。

2つの実行結果はすべて、以下のような結果になります。

全て最後の一文字”お”を削除します。

str.Remove(str.Length – 1,1)

Removeは文字列を削除する関数です。

str.Remove(str.Length – 1,1)

str.Lengthで文字列の長さが取得できます。

“あいうえお”の文字数は5で、それに -1しているので、以下のようになります。

str.Remove(4,1)

文字列の4文字目から1文字を削除するという意味になります。

“あいうえお”の4文字目の”お”から1文字削除する

※先頭は0から数えます

str.Substring(0,str.Length – 1)

Substringは文字列の一部を取得する関数です。

str.Substring(0,str.Length – 1)

“あいうえお”の文字数は5で、それに -1しているので、以下のようになります。

str.Substring(0,4)

文字列の0文字目から4文字を取得するという意味になります。

“あいうえお”の0文字目の”あ”から4文字”あいうえ”を取得する