UiPath基本

【UiPath】List型の操作方法

 

List型とは複数の値を順序通りに格納します。

List型の新規作成

変数の作成

List型の変数を作成します。System.Collections.Generic.List<T>を選択し、

System.Collections.Generic.ListList型に格納する型を選択します。

今回は文字列を格納するのでStringを選択します。

変数宣言を行う

List型の変数を使用するには変数宣言が必要です。「Assign」アクティビティを使用します。

左辺に作成したList型変数、右辺にNew List(of 格納する型)

List型に値を格納する

「Add to collection」アクティビティで値を格納します。

プロパティの説明は以下の通りです。

Collection List型変数
Item 格納する値
TypeArgument 格納する型

“apple”,”banana”,”orange”の3つを格納しました。

格納した順番に0から自動で番号が振られます。

Listの中身は以下のようになっています。()の中が番号です。

List(apple(0),banana(1),orange(2))

List型から値を取り出す

方法1「For Each」

「For Each」アクティビティでListの中身の数だけループし順番に取り出せます。

取り出した値をメッセージボックスに表示させます。

プロパティの説明は以下の通りです。

TypeArgument 取り出す値の型
Values List型変数

「For Each」のデフォルトでitemという値が設定されていますが、このitemに取り出した値が格納します。

メッセージボックスにitemを設定します。

方法2 番号を指定して値を取得する「Assgin」

格納している値の番号を指定して取得します。

List型.Item(番号)

2を指定すると”orange”が格納されます。

方法3 Listの先頭(Min)と最後(Max)の値を取得する

List型.Min ⇒先頭の値を取得。番号が0

List型.Max⇒最後の値を取得。番号が一番大きい

List型の値を削除する

Listの値は「Remove from collection」アクティビティで削除できます。

プロパティの説明は以下の通りです。

Collection List型変数
Item 削除する値
TypeArgument 削除する値の型

 

先頭の値を削除し、メッセージボックスに削除後の先頭の値を表示します。

先頭は”apple”でしたが、削除され”banana”になりました。

List型を初期化する

Listの中身を初期化し、変数宣言の状態に戻します。

「Clear collection」アクティビティを使用します。

プロパティの説明は以下の通りです。

Collection List型変数
TypeArgument 格納している型

初期化後に先頭の値を取得しても、空白になります。

List型の値の存在をチェックする

Listに値が存在するかチェックできます。

「Exists in collection」アクティビティを使用します。

プロパティの説明は以下の通りです。

Collection List型変数
Item チェックする値
Result Boolean型
TypeArgument チェックする型

Listに”apple”が存在するかチェックします。

List型の値の数を取得する

Listに格納されている値の数を取得できます。

List型.Count

今回は”apple”,”banana”,”orange”の3となります。

【UiPath】VB.NET関数一覧(パス関連)

パス関連で使用するVB.NETの関数をまとめました。

カレントディレクトリパス取得

カレントディレクトリとは…ロボットファイル(Main.xamlなど)の場所

System.IO.Directory.GetCurrentDirectory

or

System.Environment.CurrentDirectory

結果⇒”カレントディレクトリパス”

※「Get Environment Variable」アクティビティで取得可能

システムディレクトリパス取得

システムディレクトリとは…デフォルトでは”C:\\WINDOWS\\SYSTEM”

System.Environment.SystemDirectory

結果⇒”システムディレクトリパス”

※「Get Environment Variable」アクティビティで取得可能

デスクトップパス取得

System.Environment.GetFolderPath(Environment.SpecialFolder.DesktopDirectory)

結果“デスクトップパス

※「Get Environment Folder」アクティビティで取得可能

ルートディレクトリ取得

ルートディレクトリとは…一番上のディレクトリ

System.IO.Path.GetPathRoot(“C:\tmp\test.txt”)

結果“C:\

絶対パス取得

System.IO.Path.GetFullPath(“C:\tmp\test.txt”)

結果“C:\tmp\test.txt”

ディレクトリパスとファイル名を結合

System.IO.Path.Combine(“C:\tmp\”,”test.txt”)

結果“C:\tmp\test.txt”

ファイル名取得

System.IO.Path.GetFileName(“C:\tmp\test.txt”)

結果⇒”test.txt

ファイル名(拡張子なし)取得

System.IO.Path.GetFileNameWithoutExtension(“C:\tmp\test.txt”)

結果⇒”test”

ディレクトリパス取得

System.IO.Path.GetDirectoryName(“C:\tmp\test.txt”)

結果“C:\tmp

拡張子の存在

System.IO.Path.HasExtension(“C:\tmp\test.txt”)

結果⇒True

拡張子変更

System.IO.Path.ChangeExtension(“C:\tmp\test.txt”,”.log”)

結果“C:\tmp\test.log”

拡張子削除

System.IO.Path.ChangeExtension(“C:\tmp\test.txt”,Nothing)

結果“C:\tmp\test”

【UiPath】ユーザー名の取得

UiPathでユーザー名の取得方法を紹介します。

簡単です。

Get environment variable

「Get environment variable」アクティビィティを使用します。

▼をクリックしUserNameを選択します。

以上です。

【UiPath】データベースに接続し、データを取得する

UiPathからデーターベースに接続する方法を説明します。

今回はSQL Serverに接続し、SELECT文でデータを取得します。

SQL Server設定

事前にテーブルの準備をします。
1行目のtest列「Zawanii」を最後メッセージボックスに表示させます。

データーベース名:test
テーブル名:Table_1

UiPath Studio設定

「Connect」アクティビティの[Configuire Connection…]をクリックします。

[Connection Wizard]をクリックします。

[Microsoft SQL Server]を選択し、OKをクリックします。

サーバー名を入力し、データーベースを選択し、[Test Connection]をクリックします。
サーバー名はSQL Serverのプロパティ[サーバー名]をコピーします。

 

「Test connection succeeded」と表示されれば、接続成功です。

プロパティ[DatabaseConnection]にDatabaseConnection型変数(dbConection)を設定します。

「Execute query」アクティビティのプロパティを設定します。

[ExistingdbConnection]⇒DatabaseConnection型変数(dbConection)
[Sql]⇒”SELECT * FROM Table1″
※発行したいクエリ文を入力します
[DataTable]⇒DataTable型変数(outputDataTable)

 

「Message box」に取得したデータを表示させます。

設定は以上です。

実行結果

データベースからデータが取得できました。

 

【UiPath】UiPath Studioショートカットキー一覧

UiPath Studioで使用できるショートカットキー一覧です。

UiPath Studio ショートカットキー一覧

ファイル管理

ショートカットキー 説明
Ctrl + Shift + N   新しい空のプロジェクトを作成します。
Ctrl + O   以前に作成したワークフローを開くことができます。.xaml ファイルのみサポートされています。
Ctrl + L   ログファイルが格納されているフォルダーを開きます。
Ctrl + S   現在開いているワークフローを保存します。
Ctrl + Shift + S   現在開いているすべてのワークフローを保存します。

コメント

ショートカットキー 説明
Ctrl + D  現在選択しているアクティビティを Comment Out コンテナーに配置して無視します。
Ctrl + E  Comment Out コンテナーに配置されているアクティビティをコンテナーから削除します。

デバック

ショートカットキー 説明
F7  現在開いているワークフローをデバッグモードで開始します。
F8  現在開いているワークフローに検証エラーがないかチェックします。
F9  選択したアクティビティにブレークポイントのマークを付けます。
Shift + F9  現在開いているワークフローにあるすべてのブレークポイントを削除します。
F11  デバッグ時に、アクティビティのブロックにステップインして 1 つ目のアクティビティを実行できます。
Shift + F11  デバッグ時に、現在選択しているワークフロー内のアクティビティのブロックをステップオーバー実行します。

レコーディング

ショートカットキー 説明
Alt + Ctrl + W  Web Recording ツールバーを開きます。
Alt + Ctrl + B  Basic Recording ツールバーを開きます。
Alt + Ctrl + C  Citrix Recording ツールバーを開きます。
Alt + Ctrl + D  Desktop Recording ツールバーを開きます。
F2  レコーディングアクティビティ中に遅延を追加します。
F3  独自のレコーディングリージョンを指定できます。
F4  記録する UI フレームワークを Default, AA, 、 UIA から選択できます。

ワークフローの実行

ショートカットキー 説明
F5  現在開いているワークフローを開始します。
Pause /Break  現在のワークフローの実行を一時停止します (標準モードとデバッグモードの両方)。
F12  現在のワークフローの実行を停止します (標準モードとデバッグモードの両方)。

選択したアクティビティ

ショートカットキー 説明
Ctrl + T  アクティビティを [Try Catch] アクティビティの [Try] セクションの内側に配置します。
Ctrl + N  新しい [Sequence Diagram] を現在のプロジェクトに作成します。
Ctrl + C  選択した 1 つ以上のアクティビティをクリップボードにコピーします。
Ctrl + V  コピーした 1 つ以上のアクティビティを選択した項目の中に貼り付けます。

その他

ショートカットキー 説明
F1  選択した要素に関連したヘルプトピックにアクセスできます。
Alt + Ctrl + F  アクティビティパネルの検索ボックスにフォーカスを設定して、アクティビティを検索します。
Ctrl + P  [Manage Packages] ウィンドウを開きます。

【UiPath】プロジェクト名の変更方法

UiPath Studioで設定したプロジェクト名の変更方法を紹介します。

プロジェクト名とは

「New Project」画面で「Name」に設定したものがプロジェクト名です。

 

プロジェクト名の変更

プロジェクトのディレクトリを開く

変更したいプロジェクト名のディレクトリを開きます。
project.jsonの存在を確認します。

project.jsonをテキストエディタで開く

project.jsonはそのままでは開けないので、テキストエディタで開きます。
メモ帳にproject.jsonをドラッグ&ドロップすると、設定内容が表示されます。
「name」の部分がプロジェクト名なので、ここを変更します。

project.jsonのnameを変更する

「name」の部分を変更したいプロジェクト名に書き換え、上書き保存して下さい。
※他の設定は変更しないで下さい

プロジェクトを開く

プロジェクトを開きましょう。プロジェクト名が変更されているのを確認します。

UiPathの特徴

UiPathとは、(米)UiPath社が提供しているRPAソフトウェアです。

現在、日本310社・世界1000社以上の導入実績があります。(2018年6月現在)

現在、日本国内で1500社、世界で6000社の導入実績があります。(2023年12月現在)

UiPathの特徴を紹介します。

UiPathロゴ

UiPathの特徴

操作が容易な開発ツール

業界内で最も直感的に操作でき、アクティビティをドラッグ&ドロップで、
プログラミングスキルが無くとも、複雑なロボットを容易に作成できます。

フレキシブルな拡張性

他ではカバーできない複雑な手順も自動化でき、ユーザーが自由にカスタムすることができます。
カスタムアクティビティ開発にはMicrosoft Visual Studioが利用可能です。

無償版

小規模事業者、個人、評価用向けに無償の「UiPath Comunity Edition」が用意されています。

オンライントレーニング

UiPathアカデミーというオンライントレーニングを無償で学ぶことができます。
かなりのボリュームがあり、レッスンごとに確認テスト(結構難しい…)が用意され、しっかりと基礎から学べます。

まとめ

Windowsアプリケーション(ExcelやWordなど)とデザインが似ているため、操作はすぐ慣れることができます。
無償版やUiPathアカデミーの存在が、学習、導入ハードルを下げ、RPAを簡単に体験することができるため、是非UiPathを試してみてください。