UiPath Studioのデフォルトは英語なので、日本語に切り替える方法を紹介します!
UiPath
【UiPath】文字の改行方法
アクティビティ「Message Box」を使用し、3つの改行方法を紹介します。
Environment.NewLine
改行したい文字と文字の間に、「Environment.NewLine」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。
vbCrLF
改行したい文字と文字の間に、「vbCrLF」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。
vbNewLine
改行したい文字と文字の間に、「vbNewLine」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。
補足
複数行の改行
改行したい行の数だけ、結合させます。
【UiPath】UiPath用語一覧
UiPath用語一覧
UiPathの用語集です。出来るだけ簡潔に説明しています。
UiPath製品
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
UiPath Studio | スタジオ | ロボット(自動化プロセス)を作成する開発ツール。 |
UiPath Robot | ロボット | Studioで作成したロボット(自動化プロセス)を実行するツール。 |
UiPath Orchestrator | オーケストレーター | 作成したロボットを管理するツール。 ロボットの稼働状況、実行状況、スケジュール実行などの様々な機能がある。 |
UiPath Assistant | アシスタント | ユーザーがロボットを管理するツール。実行、停止、終了などができる。 |
UiPath Studio
開発・プロジェクト
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Activity | アクティビティ | プロセスを自動化する構成要素。 |
Sequence | シーケンス | 直線的に進んでいくプロセスのフロー。 |
Flowchart | フローチャート | 複雑なビジネスプロセスのフロー。 |
State machine | ステートマシン | 非常に大規模なプロジェクトに適しているフロー。 |
変数・引数
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Variable | 変数 | 数値や文字などのデータを入れる箱のようなもの |
Variable Type | 型 | 変数を入れる箱の種類。テキスト、数字、日付と時刻などがある。 |
Scope | スコープ | 変数が使用できる範囲。 |
Arguments | 引数 | プロジェクト間で変数の受け渡しをする場合に使用するもの。 |
レコーディング
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Recording | レコーディング | 手動での操作を記憶し、自動的にプロセスを作成。 |
Basic | ベーシック | 複数ウィンドウでの操作や単一のアクティビティをレコーディング時に使用。 |
Desktop | デスクトップ | 単一ウィンドウで複数の操作をレコーディング時に使用。 |
Web | ウェブ | Webアプリケーションやブラウザ操作をレコーディング時に使用。 |
Citrix | シトリックス | 仮想環境上の操作をレコーディング時に使用。 |
Data Scraping | データスクレイピング | ブラウザ、アプリケーションなどから構造化データを取得。 |
セレクター
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Selector | セレクター | クリック等の操作をする際に「どのウインドウの、どの部分に対して行うか」を記した文字列。 |
UI element | UI要素 | ユーザーインターフェースの一部になっているメニューやボタンなどの全てを要素のこと。 |
Wildcard | ワイルドカード | セレクターの文字列内の1文字または複数の文字を置換することができる記号。 |
Full Selector | 完全セレクター | UI 要素 (トップレベルウィンドウを含む) の識別に必要なすべての要素が含まれる。 |
Patial Selector | 部分セレクター | UI 要素 (トップレベルウィンドウを含まない) の識別に必要な要素が含まれる。 |
UiPath Explorer | エクスプローラー | 特定のUI要素を取得し、表示、編集などが出来るセレクター作成ツール。 |
UiPath Orchestrator
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Tenant | テナント | Orchestrator上で部門単位で資産管理する手段。 |
Organization Unit | ユニット | Orchestrator上で組織単位で資産管理する手段。 |
Role | ロール | ユーザーのアクセス権限を管理。 |
Robot | ロボット | 自動化プロセスを実行する実行ホスト。 |
Publish | パブリッシュ | UiPath Studioで作成したワークフローをパッケージ化する。 |
Package | パッケージ | UiPath Studioで作成したロボットファイル一式(.nupkg)を指す。 |
Process | プロセス | パッケージと環境の関連付けを表す。 |
Asset | アセット | Orchestrator上に共通変数や認証情報を保存。 |
Job | ジョブ | 1つまたは複数のロボットでプロセスを実行。 |
Queue | キュー | 無制限に項目を保持できる収納機能。 |
Schedule | スケジュール | Orchestorator上でジョブの実行日時、条件、回数などを設定できる。 |
Audit | 監査 | 実行されたアクションの監査証跡が表示される。 |
【UiPath】データテーブル(DataTable)の行数を取得する
データテーブルの行数を取得する方法を説明します。
DataTableの行数を取得する
構文は以下です。
DataTable型.Rows.Count
以下のようなデータテーブルがあるとします。
変数名はdtbとし、行数は5です。(黄色の部分は列名)
野菜 | 値段 |
人参 | 200 |
きゅうり | 150 |
レタス | 200 |
玉ねぎ | 150 |
キャベツ | 100 |
メッセージボックスに行数を表示します。
出力結果
【UiPath】List型の操作方法
List型とは複数の値を順序通りに格納します。
List型の新規作成
変数の作成
List型の変数を作成します。System.Collections.Generic.List<T>を選択し、
System.Collections.Generic.ListはList型に格納する型を選択します。
今回は文字列を格納するのでStringを選択します。
変数宣言を行う
List型の変数を使用するには変数宣言が必要です。「Assign」アクティビティを使用します。
左辺に作成したList型変数、右辺にNew List(of 格納する型)
List型に値を格納する
「Add to collection」アクティビティで値を格納します。
プロパティの説明は以下の通りです。
Collection | List型変数 |
Item | 格納する値 |
TypeArgument | 格納する型 |
“apple”,”banana”,”orange”の3つを格納しました。
格納した順番に0から自動で番号が振られます。
Listの中身は以下のようになっています。()の中が番号です。
List(apple(0),banana(1),orange(2))
List型から値を取り出す
方法1「For Each」
「For Each」アクティビティでListの中身の数だけループし順番に取り出せます。
取り出した値をメッセージボックスに表示させます。
プロパティの説明は以下の通りです。
TypeArgument | 取り出す値の型 |
Values | List型変数 |
「For Each」のデフォルトでitemという値が設定されていますが、このitemに取り出した値が格納します。
メッセージボックスにitemを設定します。
方法2 番号を指定して値を取得する「Assgin」
格納している値の番号を指定して取得します。
List型.Item(番号)
2を指定すると”orange”が格納されます。
方法3 Listの先頭(Min)と最後(Max)の値を取得する
List型.Min ⇒先頭の値を取得。番号が0
List型.Max⇒最後の値を取得。番号が一番大きい
List型の値を削除する
Listの値は「Remove from collection」アクティビティで削除できます。
プロパティの説明は以下の通りです。
Collection | List型変数 |
Item | 削除する値 |
TypeArgument | 削除する値の型 |
先頭の値を削除し、メッセージボックスに削除後の先頭の値を表示します。
先頭は”apple”でしたが、削除され”banana”になりました。
List型を初期化する
Listの中身を初期化し、変数宣言の状態に戻します。
「Clear collection」アクティビティを使用します。
プロパティの説明は以下の通りです。
Collection | List型変数 |
TypeArgument | 格納している型 |
初期化後に先頭の値を取得しても、空白になります。
List型の値の存在をチェックする
Listに値が存在するかチェックできます。
「Exists in collection」アクティビティを使用します。
プロパティの説明は以下の通りです。
Collection | List型変数 |
Item | チェックする値 |
Result | Boolean型 |
TypeArgument | チェックする型 |
Listに”apple”が存在するかチェックします。
List型の値の数を取得する
Listに格納されている値の数を取得できます。
List型.Count
今回は”apple”,”banana”,”orange”の3となります。
【UiPath】データテーブルの中身を簡単に確認する方法
データテーブルの中身を一番早く確認する方法を紹介します。
DataTable型をString型(文字列)に変換し、メッセージボックスに表示します。
データテーブルの中身の確認
テスト用に「Build Data Table」アクティビティでDataTable型の変数dtbを作成します。
「OutPut Data Table」アクティビティにDataTable型と出力するString型の変数を設定します。
データテーブルを文字列に変換します。
メッセージボックスにString型の変数を設定します。
実行結果
データテーブルの中身が表示されました。
全体図
【UiPath】文字列を置換する(.NET関数 Replace)
VB.NETの関数、「Replace」の使い方を紹介します。
Replace
文字列を置換します。
“文字列1”.Replace(“文字列2″,”文字列3”)
文字列1⇒対象文字列
文字列2⇒置換される文字列
文字列3⇒置換する文字列
使用例
文字列1⇒あいうえおかきくけこ
文字列2⇒えおか
文字列3⇒ABC
String型の変数strに文字列1を設定します。
Replaceの設定です。
文字列2“えおか”を文字列3“ABC”に置換します。
実行結果
一括置換
置換対象文字列が複数存在する場合、一括置換されます。
実行結果
【UiPath】Excelのシートをコピーする方法
モダンデザインのExcelアクティビティ「シートを複製」の使い方を説明します。
Excelのシートをコピーしたい時に使用するアクティビティです。
使用アクティビティ
Excel プロセス スコープ(UiPath.Excel.Activities.ExcelProcessScopeX)
Excel ファイルを使用(UiPath.Excel.Activities.Business.ExcelApplicationCard)
シートを複製(UiPath.Excel.Activities.Business.DuplicateSheetX)
サンプルフロー
手順①「Excelプロセススコープ」の中に、「Excelファイルを使用」を配置
シートコピー後の状態を保存したいので、[変更を保存]にチェックを入れます。
手順②「Excelファイルを使用」の中に「シートを複製」を配置
[複製するシート]にはコピーするシートを指定します。
[複製するシート]に[参照名]のExcelを入力し、「.」を入力するとシート名の一覧が表示されますので、コピーしたシート名を選択します。
[新しいシート名]にコピー後のシート名を指定します。
手順③実行結果
シートがコピーされています。
【UiPath】Excelアクティビティ「フィルター」の使い方
モダンデザインのExcelアクティビティ「フィルター」の使い方を説明します。
Excelファイルにフィルターしたい時に使用するアクティビティです。
フィルター結果の出力機能はありません。
使用アクティビティ
Excel プロセス スコープ(UiPath.Excel.Activities.ExcelProcessScopeX)
Excel ファイルを使用(UiPath.Excel.Activities.Business.ExcelApplicationCard)
フィルター(UiPath.Excel.Activities.Business.FilterX)
使用データ
サンプルで都道府県のデータを使用します。
サンプルフロー
手順①「Excelプロセススコープ」の中に、「Excelファイルを使用」を配置
フィルター後の状態を保存したいので、[変更を保存]にチェックを入れます。
手順②「Excelファイルを使用」の中に「フィルター」を配置
[ソース]にはフィルターの範囲を指定します。
今回はシート全範囲を設定します。
[列名]にフィルターで条件を指定する列名を指定します。
B列の「都道府県」列を入力します。
手順③[フィルター設定]の条件を設定
[フィルター設定]で条件を指定します。
基本フィルターの次の値に等しいに北海道を設定します。
これで準備は完了です。
手順④実行結果
ファイルを開くと、条件通りにフィルターされています。
補足
高度なフィルターで次を含むで府を指定します。
実行結果
【UiPath】データテーブル(DataTable)の列数を取得する
データテーブルの列数を取得する方法を紹介します。
行数の取得は以下の記事で紹介しています。
【UiPath】データテーブル(DataTable)の行数を取得する
https://zawanii.com/uipath-datatable-rows-count/
列数を取得
構文は以下です。
DataTable型.Columns.Count
以下のようなデータテーブルがあるとします。
変数名はdtとし、列数は3です。
No | フルーツ | 色 |
---|---|---|
1 | バナナ | 黄色 |
2 | りんご | 赤 |
3 | みかん | オレンジ |
メッセージボックスに列数を表示します。
実行結果