UiPathとは?
UiPathは、米国のUiPath社が開発・提供する業務自動化ツール(RPA:Robotic Process Automation)です。
Windows上で動作するアプリケーションを対象に、人間が行うパソコン操作をロボットが代行してくれる仕組みです。
企業の業務効率化を支えるツールとして世界的に支持されており、
・日本国内:1,500社以上
・世界中:6,000社以上
で導入されています。
UiPathの特徴
1. 操作が容易な開発ツール
UiPath最大の強みは、直感的な操作でロボット開発ができる点です。
開発画面では、豊富な「アクティビティ(操作部品)」をドラッグ&ドロップで組み合わせるだけ。
プログラミング未経験者でも、マウス操作だけで業務の自動化ロボットを作成できます。
たとえば:
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Excelデータの加工や出力
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Webブラウザでの情報取得
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ファイルのコピー&リネーム
といった一連の作業も簡単に構築可能です。
2. フレキシブルな拡張性
より高度な処理やカスタマイズが必要な場面では、.NETベースの拡張開発が可能です。
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開発者は Visual Studio を使って「カスタムアクティビティ」を自由に作成
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独自ロジックや外部API連携など、柔軟な拡張が可能
小規模な業務から大規模な業務フローまで、さまざまな現場に対応できるスケーラビリティがあります。
3. 個人でも使える無償版が提供されている
UiPathには、非商用や評価用途向けの無償版(UiPath Community Edition)があります。
アカウント登録さえすれば、誰でもすぐにダウンロード&利用可能。
副業や個人のスキルアップ、試験導入などにも最適です。
4. 無償のオンライントレーニング「UiPathアカデミー」
初学者にとって大きな魅力の一つが、「UiPathアカデミー」の存在です。
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初級~上級まで幅広いコースが無償提供
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各レッスンに理解度チェックテスト付き
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動画・スライド・実践演習などコンテンツが豊富
基礎から体系的に学べるので、完全未経験でも安心して学習スタートできます。
UiPathを使ってみた個人的な感想(筆者の体験談)
私自身、UiPathを初めて使ったとき、操作がとても直感的で驚きました。
アクティビティをドラッグ&ドロップするだけで、簡単なロボットならほんの数分で構築できたのを覚えています。
最初のころは、ツールもドキュメントも英語が多く、苦戦した記憶もあります。
しかし、現在は公式マニュアルやチュートリアルの多くが日本語対応しており、初心者にもかなり優しい設計になっています。
また、UiPathはただ「動かす」だけでなく、ワークフロー内に条件分岐やループ処理などのプログラミング的な構造が可視化されており、他の開発言語を学ぶ際にも役立つと感じています。
まとめ:RPAを学ぶならまずUiPathから
UiPathは、
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操作しやすい開発環境
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柔軟な拡張性
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無料で学べる学習環境
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個人利用も可能な無償ライセンス
という4つの大きな魅力を備えたRPAツールです。
Windowsに慣れた方なら、ExcelやWordに似たインターフェースにより、抵抗なく使い始めることができるでしょう。
業務効率化や自動化に興味がある方は、まずUiPathから始めてみてはいかがでしょうか?