NotebookLMは仕事で使える?使ってみた感想とChatGPTとの違い【2025年最新版】

ChatGPTなど、AIツールが次々に登場する中、Googleが開発したAIノートブック「NotebookLM」も注目されつつあります。

業務での活用を前提にNotebookLMを使ってみた感想としては、

「今すぐ実務に使えるかというと、まだ用途が限られる」
というのが本音です。

とはいえ、NotebookLMは特定の場面では光る可能性があり、ChatGPTとはそもそも設計思想が違います。この記事では、その違い・使い道・注意点を本音でレビューします。


目次

NotebookLMは「RAG型(検索拡張生成)」AIツール

NotebookLMは、ChatGPTのようにゼロから文章を生成する生成AIではなく、
あらかじめアップロードした資料(PDFやDocs)をもとに回答する「RAG(Retrieval-Augmented Generation)」型AIです。

✔ NotebookLMの特徴

  • ✅ 資料の内容を検索し、その情報に根拠づけて回答
  • ✅ 創造性よりも「正確さ・出典」が重要な場面に強い
  • Googleアカウントさえあれば無料プランから利用可能
  • ❌ ChatGPTのような自由回答・雑談・アイデア出しには不向き

NotebookLMの料金プラン(2025年6月時点)

NotebookLMには無料版と有料版があります。

🔹 無料プラン

  • ✅ 個人的な学習や少数のプロジェクトに適している
  • ✅ 利用容量や資料数に制限あり
  • ✅ 基本的なQ&A・要約・ノート機能を使える

🔸 有料プラン($20/月(約3,000円))

  • ✅ 大量の資料を扱いたい場合(業務・研究・教育向け)
  • ✅ より高度な分析やノート整理機能が利用可能

NotebookLMが活きるのは「社内ナレッジが整っている環境」

NotebookLMは以下のような業務環境にフィットします:

  • 社内マニュアル・用語集・FAQが揃っている組織
  • 複数部門にまたがる資料を統合・横断的に参照したいとき
  • 社内Q&Aや問い合わせ対応の下準備(用語説明・定義など)

逆に、

  • ❌ ナレッジが未整備/資料がバラバラ
  • ❌ ChatGPTのような柔軟応答を期待する人

には不向きな印象です。


自動化エンジニア視点での活用例

NotebookLMを業務の自動化にどう活かせるか?筆者の実感としては「補助的には使えるが、主力にはなりづらい」です。

▶ 使えるシーン

  • 📌 コード設計前の情報整理(業務仕様書を読み込ませて要点を整理)
  • 📌 業務理解に必要な用語・背景の把握(専門用語や業界ルールの確認)
  • 📌 会議録・業務ドキュメントの要約(マニュアル整理など)

❌ 限界もある

  • Excelの拡張子「.xlsx」に非対応 → 「.csv」に変換が必須。これは非常に大きな制約です。
  • ⚠ 現時点でAPIは提供されておらず、自動連携は不可

NotebookLMとChatGPTの違い(比較表)

ツール向いている用途正直な印象
NotebookLM資料の要約/検索/情報整理使い道は限定的。用途が合えば有効
ChatGPTコーディング/文章生成/柔軟な質問対応万能型。業務で十分使えるレベル

結論:NotebookLMは「今後に期待」。現時点では用途が限定的

NotebookLMは、Googleらしいアプローチで開発された知識活用特化型AIです。

ただし、実務に本格投入するにはまだ機能・精度ともに発展途上です。

ChatGPTと違い「素材(資料)」がなければ力を発揮できない

ナレッジが豊富な環境では可能性があるが、それ以外では活用しづらい

まずは試してみて、「使えそうな場面があるか」を見極めるのが現実的かと思います。

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