Retry Scope(リトライスコープ)はとても便利なアクティビティですよね。
失敗した操作を簡単に再処理できるので、つい多様しがちですが、適切な処理のみに使用すべきです。
私が実際の現場で遭遇した、誤ったリトライスコープの実例を紹介します。
メール送信にリトライスコープ
メール送信に失敗した場合に備え、リトライスコープで囲む・・・
これはよくない使い方だと私は思います。
メール送信に失敗するケースとはどのような場合か考える必要があります。
・メールアドレスが空欄、無効
・添付ファイルがサイズオーバー
・ネットワークが繋がっていない
などが代表的な原因かと思われますが、リトライしたら成功するのでしょうか?
無効なアドレス、サイズオーバーな状態でメール送信をリトライしても、失敗するので無駄です。
同じメールを重複して送信してしまう原因にもなってしまいます。(実際にお客様から同じメールが届くと問い合わせがありました・・・)
リトライスコープは、再処理が成功する可能性が高い処理のみに使用すべきです。
当然ですが、メールアドレスやファイルサイズは、事前に適切かチェック処理を入れるのが良いかと思います。
また、ネットワークの問題は運用側の問題なので、ロボ側で考慮は不要でいいかと思います。