VB.NETの関数、「Length」の使い方を紹介します。
Length
文字列の長さを取得します。
文字列.Length
使用例
String型の変数strに文字列を設定します。
int型の変数int1に取得した文字数を設定します。
メッセージボックスに取得結果を出力します。
※int型なので.ToStringで文字列に変換します。
実行結果
VB.NETの関数、「Length」の使い方を紹介します。
文字列の長さを取得します。
文字列.Length
String型の変数strに文字列を設定します。
int型の変数int1に取得した文字数を設定します。
メッセージボックスに取得結果を出力します。
※int型なので.ToStringで文字列に変換します。
実行結果
VB.NETの関数、「Replace」の使い方を紹介します。
文字列を置換します。
“文字列1”.Replace(“文字列2″,”文字列3”)
文字列1⇒対象文字列
文字列2⇒文字列1の置換される文字列
文字列3⇒文字列2を置換する文字列
String型の変数strに文字列を設定します。
Replaceの設定です。
“えおか”を“ABC”に置換します。
実行結果
VB.NETの関数、「Remove」の使い方を紹介します。
文字列を削除します。
文字列.Remove(数値1,数値2)
数値1⇒削除する文字位置
数値2⇒削除する文字数
String型の変数strに文字列を設定します。
Removeの設定です。
3文字目(“う”)の後から2文字(“えお”)を削除します。
実行結果
VB.NETの関数、「Insert」の使い方を紹介します。
文字列を指定の位置に挿入します。
“文字列1”.Insert(数値,”文字列2″)
数値⇒挿入する文字位置
String型の変数strに文字列を設定します。
Insertの設定です。
3文字目の後に、”えお”を挿入します。
実行結果
VB.NETの関数、「Concat」の使い方を紹介します。
文字列を連結します。
String.Concat(“文字列1″,”文字列2”)
2つの文字列を連結してみましょう。
実行結果
連結する文字列は複数可能です。
ロボットの処理中にセレクタを取得し、文字列に変換します。
例でYahooのスポーツナビのセレクタを取得します。
UI Explorerで取得するとこんな感じです。
「Open Browser」アクティビティで、Yahoo!JapanのURLを設定します。
「Find Element」アクティビティでスポーツナビのセレクタを設定します。
プロパティの【FoundElement】にUiElement型の変数uiを設定します。
取得したUiElement型の変数uiを文字列に変換します。
変数(UiElement型).Selector.Text
もしくは
変数(UiElement型).Selector.ToString
メッセージボックスに表示します
実行結果
セレクタが取得できました。
全体図
特定の文字列と文字列の間の文字列を抽出する方法を紹介します。
例①として、”2018年9月2日”という文字列から、”月”と”日”の間の”2“だけを取得します。
例②として、”ABCDEFGHIJKLMN”いう文字列から、”C”と”L”の間の”DEFGHIJK“だけを取得します。
変数strに文字列”2018年9月2日”を代入します。
処理を2回に分けます。
str.Remove(0,str.IndexOf(“月”) + 1)
Remove関数を使用し、先頭(0)から”月の”文字位置(6文字目) + “月”自体の文字数(1文字)を削除します。
結果先頭から7文字削除され、”2日”だけになります。
str.Remove(str.IndexOf(“日”))
Remove関数を使用し、”日”の文字位置(1文字目)以降を削除します。
※文字列の先頭は0文字目 2⇒0文字目 日⇒1文字目
結果1文字目以降が削除され、”月”と”日”の間の”2″だけ取得できました。
変数strに文字列”ABCDEFGHIJKLMN”を代入します。
処理を2回に分けます。
str.Remove(0,str.IndexOf(“C”) + 1)
Remove関数を使用し、先頭(0)から”Cの”文字位置(2文字目) + “月”自体の文字数(1文字)を削除します。
結果先頭から3文字削除され、”DEFGHIJKLMN”だけになります。
str.Remove(str.IndexOf(“L”))
Remove関数を使用し、”L”の文字位置(8文字目)以降を削除します。
※文字列の先頭は0文字目
結果8文字目以降が削除され、”C”と”L”の間の”DEFGHIJK”だけ取得できました。
文字列の最後の一文字を削除する方法を2つ紹介します。
String型の変数strに”あいうえお”を代入して説明します。
2つの実行結果はすべて、以下のような結果になります。
全て最後の一文字”お”を削除します。
Removeは文字列を削除する関数です。
str.Remove(str.Length – 1,1)
str.Lengthで文字列の長さが取得できます。
“あいうえお”の文字数は5で、それに -1しているので、以下のようになります。
str.Remove(4,1)
文字列の4文字目から1文字を削除するという意味になります。
⇒“あいうえお”の4文字目の”お”から1文字削除する
※先頭は0から数えます
Substringは文字列の一部を取得する関数です。
str.Substring(0,str.Length – 1)
“あいうえお”の文字数は5で、それに -1しているので、以下のようになります。
str.Substring(0,4)
文字列の0文字目から4文字を取得するという意味になります。
⇒“あいうえお”の0文字目の”あ”から4文字”あいうえ”を取得する
文字列操作で使用する、VB.NET関数の一覧をまとめました。
.NET関数 | 内容 |
Concat | 文字列を連結する |
Insert | 文字列を挿入する |
Remove | 文字列を削除する |
Replace | 文字列を置換する |
Length | 文字列の長さを取得する |
Equals | 文字列を比較する |
Compare | 文字列を比較する(大文字小文字区別なし) |
ToUpper | 文字列を大文字に変換する |
ToLower | 文字列を小文字に変換する |
Chars | 文字列から一文字を取り出す |
Substring | 文字列の一部を取り出す |
PadLeft | 指定の文字数になるまで先頭を文字で埋める |
PadRight | 指定の文字数になるまで末尾を文字で埋める |
StartsWith | 先頭の文字列と一致するかどうか判断する |
EndsWith | 末尾の文字列と一致するかどうか判断する |
Trim | 先頭または末尾にある空白の文字を削除する |
TrimStart | 先頭にある指定の文字を削除する |
TrimEnd | 末尾にある指定の文字を削除する |
IndexOf | 先頭から文字を検索する |
Split | 区切り文字で分割して配列に変換する |
Join | 配列を結合して文字列にする |
Empty | 空の文字列を表すフィールドを使用する |
String.Concat(“abc”,”def”)
結果⇒”abcdef”
“abcdef”.Insert(3,”zzz”)
結果⇒”abczzzdef”
“abcdef”.Remove(3,2)
結果⇒”abcf”
“abcdef”.Replace(“cd”,”xx”)
結果⇒”abxxef”
“abcdef”.Length
結果⇒6
“abcdef”.Equals(“abcdef”)
結果⇒True
String.Compare(“abcdef”,”ABCDEF”,True)
結果⇒0
※一致だと0を返す
“abcdef”.ToUpper
結果⇒”ABCDEF”
“ABCDEF”.ToLower
結果⇒”abcdef”
“abcdef”.Chars(4)
結果⇒”e”
“abcdef”.Substring(2,3)
結果⇒”cde”
“abcdef”.PadLeft(10,”z”c)
結果⇒”zzzzabcdef”
“abcdef”.PadRight(8,”z”c)
結果⇒”abcdefzz”
“abcdef”.StartWith(“abc”)
結果⇒True
“abcdef”.EndWith(“ef”)
結果⇒True
” abcdef “.Trim
結果⇒”abcdef”
” abcdef “.TrimStart
結果⇒”abcdef ”
” abcdef “.TrimEnd
結果⇒” abcdef”
“abcdef”.IndexOf(“b”)
結果⇒1
“abcdef”.Split(“b”c)
結果⇒{a,cdef}
String.Split(“@”,{“abc”,”def”})
結果⇒”abc@def”
String.Empty
結果⇒””
UiPathで文字の改行をしましょう。
アクティビティ「Message Box」を使用し、3つの改行方法を紹介します。
改行したい文字と文字の間に、「Environment.NewLine」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。
改行したい文字と文字の間に、「vbCrLF」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。
改行したい文字と文字の間に、「vbNewLine」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。
改行したい行の数だけ、結合させます。