環境変数を取得する、「環境変数を取得」アクティビティの使い方を紹介します!
環境変数を設定するだけで、使い方は簡単です。
使用アクティビティ
「環境変数を取得」
UiPath.Core.Activities.GetEnvironmentVariable
サンプルフロー
変数「TEST」の値、「testだよー」をメッセージボックスに出力します。
[名前]に環境変数を設定します。
出力値には文字列の変数を設定します。
環境変数を取得する、「環境変数を取得」アクティビティの使い方を紹介します!
環境変数を設定するだけで、使い方は簡単です。
「環境変数を取得」
UiPath.Core.Activities.GetEnvironmentVariable
変数「TEST」の値、「testだよー」をメッセージボックスに出力します。
[名前]に環境変数を設定します。
出力値には文字列の変数を設定します。
クラシックデザインの「ホットキーを押下」(Send Hotkey)に代替するアクティビティが、モダンデザインだと「キーボードショートカット」です。
UI 要素にキーを送信する点は同じですが、
「キーボードショートカット」は[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティ内に配置する必要があります。
使い方の説明をします。
「アプリケーション/ブラウザーを使用」内に配置する必要があります。
今回はメモ帳にキーボード操作を実行します。
必須で設定が必要なプロパティは[キーの組み合わせを送信]のみです。
キーの設定方法は3つあります。
ショートカットの記録は、レコーディング機能を使ってキーを設定します。
大量のキーを送信する以外は、「ショートカットを手動で追加」が一番簡単で分かりやすいので、こちらで説明します。
「ショートカットを手動で追加」を選択すると、キーが表示されるので対象のキーを選択、または入力します。
「Ctrl」の選択と「v」の入力をし、[追加]をクリックします。
[キーの組み合わせを送信]に【Ctrl+V】が設定されました。
設定は以上です。
クリップボードに設定した値を、メモ帳に「キーボードショートカット」で「Cntrl+V」を実行し、貼り付けます。
クリップボード操作に必要なアクティビティや使い方などを紹介します!
クリップボードに値を設定するアクティビティです。
「Ctrl」+「C」と同じ意味です。
プロパティ[テキスト]に文字列を設定します。
コピーは上記で完了なので、貼り付けを「キーボード ショートカット」で実装します。
メモ帳にクリップボードに設定した値を貼り付けます。
クリップボードの値を取得するアクティビティです。
プロパティ[結果]に変数を設定するだけOKです。
実装は以下の通りです。
UiPath Studioのデフォルトは英語なので、日本語に切り替える方法を紹介します!
アクティビティ「Message Box」を使用し、3つの改行方法を紹介します。
改行したい文字と文字の間に、「Environment.NewLine」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。
改行したい文字と文字の間に、「vbCrLF」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。
改行したい文字と文字の間に、「vbNewLine」を挿入し「+」か「&」を使用し結合します。
改行したい行の数だけ、結合させます。
UiPathの用語集です。出来るだけ簡潔に説明しています。
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
UiPath Studio | スタジオ | ロボット(自動化プロセス)を作成する開発ツール。 |
UiPath Robot | ロボット | Studioで作成したロボット(自動化プロセス)を実行するツール。 |
UiPath Orchestrator | オーケストレーター | 作成したロボットを管理するツール。 ロボットの稼働状況、実行状況、スケジュール実行などの様々な機能がある。 |
UiPath Assistant | アシスタント | ユーザーがロボットを管理するツール。実行、停止、終了などができる。 |
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Activity | アクティビティ | プロセスを自動化する構成要素。 |
Sequence | シーケンス | 直線的に進んでいくプロセスのフロー。 |
Flowchart | フローチャート | 複雑なビジネスプロセスのフロー。 |
State machine | ステートマシン | 非常に大規模なプロジェクトに適しているフロー。 |
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Variable | 変数 | 数値や文字などのデータを入れる箱のようなもの |
Variable Type | 型 | 変数を入れる箱の種類。テキスト、数字、日付と時刻などがある。 |
Scope | スコープ | 変数が使用できる範囲。 |
Arguments | 引数 | プロジェクト間で変数の受け渡しをする場合に使用するもの。 |
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Recording | レコーディング | 手動での操作を記憶し、自動的にプロセスを作成。 |
Basic | ベーシック | 複数ウィンドウでの操作や単一のアクティビティをレコーディング時に使用。 |
Desktop | デスクトップ | 単一ウィンドウで複数の操作をレコーディング時に使用。 |
Web | ウェブ | Webアプリケーションやブラウザ操作をレコーディング時に使用。 |
Citrix | シトリックス | 仮想環境上の操作をレコーディング時に使用。 |
Data Scraping | データスクレイピング | ブラウザ、アプリケーションなどから構造化データを取得。 |
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Selector | セレクター | クリック等の操作をする際に「どのウインドウの、どの部分に対して行うか」を記した文字列。 |
UI element | UI要素 | ユーザーインターフェースの一部になっているメニューやボタンなどの全てを要素のこと。 |
Wildcard | ワイルドカード | セレクターの文字列内の1文字または複数の文字を置換することができる記号。 |
Full Selector | 完全セレクター | UI 要素 (トップレベルウィンドウを含む) の識別に必要なすべての要素が含まれる。 |
Patial Selector | 部分セレクター | UI 要素 (トップレベルウィンドウを含まない) の識別に必要な要素が含まれる。 |
UiPath Explorer | エクスプローラー | 特定のUI要素を取得し、表示、編集などが出来るセレクター作成ツール。 |
用語 | 呼称 | 意味 |
---|---|---|
Tenant | テナント | Orchestrator上で部門単位で資産管理する手段。 |
Organization Unit | ユニット | Orchestrator上で組織単位で資産管理する手段。 |
Role | ロール | ユーザーのアクセス権限を管理。 |
Robot | ロボット | 自動化プロセスを実行する実行ホスト。 |
Publish | パブリッシュ | UiPath Studioで作成したワークフローをパッケージ化する。 |
Package | パッケージ | UiPath Studioで作成したロボットファイル一式(.nupkg)を指す。 |
Process | プロセス | パッケージと環境の関連付けを表す。 |
Asset | アセット | Orchestrator上に共通変数や認証情報を保存。 |
Job | ジョブ | 1つまたは複数のロボットでプロセスを実行。 |
Queue | キュー | 無制限に項目を保持できる収納機能。 |
Schedule | スケジュール | Orchestorator上でジョブの実行日時、条件、回数などを設定できる。 |
Audit | 監査 | 実行されたアクションの監査証跡が表示される。 |
フローチャートは真っ直ぐキレイに繋ぎたい派です!
たまに、ぐちゃぐちゃで矢印重なりまくっている人いるので、そんな人に使ってほしい機能です。
右クリックで簡単に自動整列できるので紹介します。
以下のように微妙に曲がっているフローチャートをキレイにします。
右クリックすると「自動整列」があるのでクリックします。
矢印が真っ直ぐに修正されました!
最後の仕上げに使ってください!
UiPathからExcelマクロに引数を渡す方法を説明します。
UiPathで作成した文字列の変数を、Excelマクロに渡しメッセージボックスに表示します。
String型の引数を1つ受け取り、その引数をメッセージボックスに表示するマクロを作成します。
<ファイル名> :UipathTest.xlsm
<マクロ名> :test
<引数> :uipathMsg
マクロで表示するメッセージを変数に設定します。
「Excel application scope」にExcelマクロのファイルパスを指定します。
「Excel application scope」内に「Execute macro」をドラッグ&ドロップします。
「Execute macro」のプロパティ[Macro Name]にマクロ名(引数)を入力します。
※ダブルクォーテーションの数に注意!!
プロパティは[Macro Name]のみ設定です。
UiPathの設定は以上です。
UiPath Studioで設定したプロジェクト名の変更方法を紹介します。
「New Project」画面で「Name」に設定したものがプロジェクト名です。
変更したいプロジェクト名のディレクトリを開きます。
project.jsonの存在を確認します。
project.jsonはそのままでは開けないので、テキストエディタで開きます。
メモ帳にproject.jsonをドラッグ&ドロップすると、設定内容が表示されます。
「name」の部分がプロジェクト名なので、ここを変更します。
「name」の部分を変更したいプロジェクト名に書き換え、上書き保存して下さい。
※他の設定は変更しないで下さい
プロジェクトを開きましょう。プロジェクト名が変更されているのを確認します。
UiPathとは、(米)UiPath社が提供しているRPAソフトウェアです。
現在、日本310社・世界1000社以上の導入実績があります。(2018年6月現在)
現在、日本国内で1500社、世界で6000社の導入実績があります。(2023年12月現在)
UiPathの特徴を紹介します。
業界内で最も直感的に操作でき、アクティビティをドラッグ&ドロップで、
プログラミングスキルが無くとも、複雑なロボットを容易に作成できます。
他ではカバーできない複雑な手順も自動化でき、ユーザーが自由にカスタムすることができます。
カスタムアクティビティ開発にはMicrosoft Visual Studioが利用可能です。
小規模事業者、個人、評価用向けに無償の「UiPath Comunity Edition」が用意されています。
UiPathアカデミーというオンライントレーニングを無償で学ぶことができます。
かなりのボリュームがあり、レッスンごとに確認テスト(結構難しい…)が用意され、しっかりと基礎から学べます。
Windowsアプリケーション(ExcelやWordなど)とデザインが似ているため、操作はすぐ慣れることができます。
無償版やUiPathアカデミーの存在が、学習、導入ハードルを下げ、RPAを簡単に体験することができるため、是非UiPathを試してみてください。